【亜州ビジネス編集部】トランスコスモスは12日、現地法人のトランスコスモスマレーシアがクアラルンプール市内に第3の拠点となるオペレーションセンター「クアラルンプールKLCC」を開設したと発表した。昨年7月に第2拠点を開設したばかりだが、新型コロナウイルス流行の影響で電子商取引（EC）企業の需要が伸びたため、拠点増設の必要に迫られた。

　新センターは250席で、新規顧客へのサービスに加え、これまで同現地法人の本社にある第1拠点で運営してきた多言語オペレーションを移管。対応可能な25言語を新拠点で集中的に提供できる体制を構築した。

　同社はマレーシアで、主にマレー系・中華系・インド系で構成される多民族国家という特徴を生かしてサービスを提供している。新拠点の開設により、オペレーションセンターの席数は900席に拡大。従業員数は現在の700人から年内に1000人まで増えると見込む。


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