【亜州ビジネス編集部】医薬品メーカーのYSPサウスイーストアジア・ホールディングは21日、経営破綻したオンキヨーホームエンターテイメントの生産子会社から首都圏セランゴール州の工場・倉庫を取得すると発表した。取得額は3100万リンギ（約9億3000万円）。倉庫を生産スペースに改装し、栄養補助食品などの生産増に活用する。

　オンキヨー・アジア・エレクトロニクス（OAE）との間で同日に売買契約を交わした。買収する物件はバンダルバルバンギ地区に立地し、敷地面積2万7600平方メートル。2086年までの借地権が残る。1階建ての工場と倉庫などがあり、建屋面積は9510平方メートル。OAEは1989〜90年にかけて総額1429万4000リンギで取得し、音響・映像（AV）関連製品の生産を行ってきた。


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