【亜州ビジネス編集部】低温物流のニチレイロジグループ本社は、現地同業に49％出資すると発表した。自社車両による配送を得意とするリットタット・エンタープライズとリットタット・ディストリビューションの株式を取得。豊富な保管設備能力を持つ現地の関連会社と連携し、共同配送による積載率向上や倉庫拠点の共同利用などの相乗効果を見込む。
　リットタット2社の親会社が持ち株会社NLリットタット・グループを設立し、2社を傘下に移管。その後、ニチレイロジがNLリットタットの株式49％を取得する。
　リットタットはマレーシア国内に計6カ所の倉庫と配送拠点、約190台の自社車両を所有。輸配送事業を中心に、幅広い顧客と長期的な提携関係を構築しているという。ニチレイロジは2018年に低温物流事業のNLコールドチェーン・ネットワーク（M）に出資し、マレーシア市場に参入。今回の出資を機に同社とリットタットの協業を推進する。


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