【亜州ビジネス編集部】モバイルゲーム開発のgumiは10日、ブロックチェーン（分散型台帳）技術を使用したゲームの開発・配信を行う完全子会社をシンガポールに設立すると発表した。メタバース（仮想空間）事業の強化につなげる。同国にはファンド運営の子会社も新設する。
　ゲーム開発では今月中にも新会社のgCGを設立する。資本金は10万シンガポールドル（約936万円）。自社で培ったゲーム開発のノウハウを活用するほか、他社との提携も通じて事業を行う。自社グループを中心としてブロックチェーンゲームの開発・運用からNFT（非代替性トークン）発行までをワンストップで手掛けるための体制を構築する。
　一方、ブロックチェーン分野に投資するファンドを組成し、運営会社のgCIをシンガポールに設立することも発表した。ファンドの規模は3000万〜5000万米ドル。gCIはゼネラルパートナー（GP）として投資先の発掘や意思決定などを行う。


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