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  ニュース     2022/02/08 20:59

マレーシア:ホンセン、ニトリルゴム原料調達で三井物産と提携 無料記事

【亜州ビジネス編集部】ゴム手袋製造などを手がけるホンセン・コンソリデーテッド(HSCB)は7日、ケダ州で計画しているニトリルゴムの製造について、三井物産から原料調達などの面で協力を受けると発表した。ホンセンは同州にニトリルゴム工場を建設するほか、ペナン州に原料の貯蔵施設を設ける計画。三井物産と提携して事業を進める。

 ニトリルゴムはゴム手袋の製造などに使われる。両社は同日、提携に関する基本合意書を締結。三井物産がケダの工場で使用する原料の調達を一手に引き受けるほか、ペナンの原料貯蔵施設に対する資金提供なども行う。貯蔵施設では、ニトリルゴムの原料となるブタジエンとアクリロニトリルを取り扱う。

 ケダの工場は、ゴム産業集積地「ケダ・ラバーシティー(KRC)」内の約41万5000平方メートルの敷地に建設する。ホンセンの昨秋の発表によると、投資額は30億リンギ(約826億円)で、年産能力は96万トン。4期に分けて開発し、まず2024年第2四半期にも年産能力24万トンで稼働させる。新型コロナ流行でゴム手袋の需要が拡大し、ニトリルゴムの供給不足が続いたことから工場建設を決めた。


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