【亜州ビジネス編集部】パナソニックグループは27日、シンガポール政府系企業から受注した500カ所の宅配ロッカーシステムの設置を完了したと発表した。電子商取引（EC）の増加に対応するもので、政府は配達の効率化に向けて、EC各社が利用できる共通のロッカーを全土に1000カ所整備。うちパナソニックは500カ所のソフトウエアとハードウエアの開発・製造・設置などを受注した。同社にとって初の大型物流インフラシステム構築案件という。
　政府系企業のピックネットワークが運営する。住宅地や公共施設、駅などに設けられ、1カ所当たりサイズの異なる6種類のロッカー40〜50台で構成。消費者はECで商品を購入する際に最寄りのロッカーを指定し、商品を受け取れる。


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