【亜州ビジネス編集部】低温物流のニチレイロジグループ本社は1日、40％出資する同業のNLコールドチェーン・ネットワーク（M）（NLCCN）を完全子会社化したと発表した。完全子会社とすることで経営判断を迅速化し、適切な投資を通じてマレーシア事業の拡大を図るとしている。
　先月28日付で株式60％を追加取得した。NLCCNは資本金6238万リンギ（約19億2000万円）。首都圏セランゴール州プチョンを本拠に冷蔵・冷凍倉庫業、利用運送業を手掛けている。倉庫の設備能力は4万4235トンで、内訳は冷凍が2万8684トン、冷蔵が1万645トン、常温が4906トン。22年度の売上高は3627万5000リンギだった。
　ニチレイロジはマレーシアで昨年にも現地同業に出資している。自社車両による配送を得意とするNLリットタット・グループの株式49％を取得した。


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