【亜州ビジネス編集部】乳製品輸入などを手掛ける食品専門商社のラクト・ジャパンは14日、シンガポール北西部にチーズの新工場を設けると発表した。投資額は3500万シンガポールドル（約35億円）。アジアでは今後も所得の向上や食の欧米化でチーズの消費拡大が見込めることから、生産能力を高めると共に商品の幅を広げる。
　現地法人のラクト・アジアを通じて工場と倉庫、事務所を設ける。床面積は6500平方メートル。来年3月に着工し、2025年にも稼働させる。
　同法人は03年にチーズの生産販売を開始。アジア地域の食品メーカーや外食産業向けを中心に業務用プロセスチーズやシュレッドチーズを手掛けている。


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