【亜州ビジネス編集部】IHIは15日、国営石油ペトロナスと再生可能エネルギー由来のグリーンアンモニアの生産販売を検討すると発表した。太陽光発電の適地であるジョホール州を事業の候補地とする。生産した水素は、発電・船舶用の燃料としてマレーシア国内や日本を含むアジア各地に供給する狙い。2026年の商業プラント完成、運転開始を目指す。

　ペトロナス傘下でクリーンエネルギー事業を手掛けるジェンタリ・ハイドロジェンとの間で、事業性の検討・調査に関する覚書を交わした。来年初頭まで事業性評価を行う。IHIは主に技術的検討と日本での需要調査を担当。ジェンタリはマレーシアでの再エネ供給や各種設備に関する諸条件の設定、需要調査を手掛ける。


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