【亜州ビジネス編集部】複合企業UMWホールディングス（UMWH）は17日、傘下のUMWトヨタ・モーターと国産車メーカーのプロドゥアの新車販売台数が2022年10月に合計で前年同月比4％増の3万3859台だったと発表した。1〜10月では30万2356台となり、前年同期を50％上回った。

　トヨタ車の販売は0.5％増の9281台で、月別で年初来最多だった。1〜10月は8万153台で、前年同期を47.0％上回った。10月半ばにはスポーツ多目的車（SUV）「ヴェロス・クロス」の新型を発売し、これまでに7000台を受注。完全ノックダウン生産するモデルで、価格は9万5000リンギ（約292万円）からとなっている。

　プロドゥア車の10月の販売台数は2万5849台で、前年同月比7.2％減、前月比5.0％増だった。1〜10月は22万2203台で、前年同期から51.2％増加した。

　UMWHのダト・アフマド・フアード・ケナリ社長兼最高経営責任者（CEO）は、トヨタとプロドゥアの双方で11〜12月も高い販売が見込まれると指摘。受注が堅調なほか、一時停滞した部品供給も改善に向かっていると話している。


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