【亜州ビジネス編集部】日揮ホールディングスは5日、アジア太平洋地域の統括機能を持つJGCアジアパシフィックをシンガポールに設立したと発表した。同地域をEPC（設計・調達・建設）の成長市場と捉え、域内で営業・プロジェクト遂行の体制を強化する。
　既存のJGCシンガポールの名称を今月1日付で変更し、新たに域内の統括と周辺国でのプロジェクト遂行の拠点としての役割を付与した。東南アジア5カ国に構えるグループのエンジニアリング会社の営業・プロジェクト遂行を支援し、全体最適化を図る。5カ国の各社の連携により、再生可能エネルギーや液化天然ガス（LNG）受入基地、発電、水道、鉄道、工場などの分野で顧客開拓や案件組成・獲得を目指す。
　日揮のグループは1970年代以降、フィリピン、インドネシア、ベトナム、シンガポール、マレーシアにエンジニアリング会社などを設立し、石油・ガス・石油化学分野のプラント・施設のEPC案件を手掛けてきた。


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