【亜州ビジネス編集部】国営石油ペトロナスは27日、温暖化ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現に向けて、日本の経済産業省、国際協力銀行（JBIC）との間でそれぞれ覚書を交わしたと発表した。2050年までのカーボンニュートラル達成を目指しており、日本の企業や政府機関との協力関係を強化する。

　経産省とは「エネルギー・トランジションの協力促進に関する覚書」を締結した。エネルギー転換に向けたエネルギー源や技術の開発・活用で日本との協力を促進する。JBICとは、◆水素・アンモニアのバリューチェーン（価値の連鎖）事業◆再生可能エネルギー◆二酸化炭素（CO2）を回収して地下に圧入・貯留する「CCS」技術――などの分野で協力関係を強化。日本企業との協業を促進する。


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