【亜州ビジネス編集部】石油資源開発（JAPEX）は1月28日、二酸化炭素（CO2）を回収して地下に圧入・貯留する「CCS技術」の調査を国営石油ペトロナスと共同で実施すると発表した。1年8カ月ほどかけて、マレーシアで適地調査や技術的な検討を行う。

　27日に覚書を交わした。サラワク州ビントゥルにあるペトロナスの液化天然ガス（LNG）基地からのCO2回収・輸送に加え、マレーシア国外からのCO2受け入れの可能性も含めて調査。最適な貯留方法などの地中貯留技術や、最適な回収・輸送方法、地中貯留したCO2の監視手法などの評価も行う。今後の実証試験や事業化を視野に、経済性の試算や事業スキームの検討、CCSに関する法制度の調査なども予定している。


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