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  ニュース     2023/02/07 20:59

マレーシア:首都圏スバン空港の再開発を閣議決定、域内産業ハブに 無料記事

【亜州ビジネス編集部】政府は、首都圏セランゴール州にあるスバン空港の再開発計画を承認した。閣議決定した内容として運輸省が6日発表したもので、東南アジアの航空産業の集積地とするとともに、旅客取扱能力を引き上げる。各紙が同日付で伝えた。
 スバン空港はかつてクアラルンプールの玄関口として営業していたが、クアラルンプール国際空港(KLIA)が同州セパンに開港した1998年以降は、地方空港として小型プロペラ機の運航に利用されている。
 再開発計画は空港運営のマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)が提出した。製造やMRO(整備・修理・分解点検)、R&D(研究・開発)を含めた航空産業の集積地にするほか、一般航空、貨物航空、自家用ジェット、都市型航空交通(UAM)のハブとすることを目指す。産業集積地としては、2030年までに東南アジアを代表する中心拠点とする。空港としては、ビジネスジェットやエアバスA320型機、ボーイング737型機などナローボディー機体の離着陸が可能になるよう整備。年間の旅客取扱能力は800万人を目指す。
 政府はMAHBに対し、向こう2カ月で事業費を含め詳細な事業計画を詰めるよう指示。3月末までに閣議に提出するよう求めた。
 スバン空港では現在、新興の格安航空会社(LCC)のSKSエアウェイズ、マレーシア航空(MAS)傘下のファイアフライ、インドネシア系のバティックエアが乗り入れている。またラヤ航空が貨物便を飛ばしている。


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