【亜州ビジネス編集部】包装フィルム・液体充填（じゅうてん）機メーカーの大成ラミック（本社：埼玉県白岡市）は2日、首都圏セランゴール州で操業する生産子会社の株式80.2％を地場の包装フィルムメーカーに売却すると発表した。同時に新たな販売子会社を設立し、現地生産から現地調達に体制を切り替える。
　生産子会社、大成ラミック・マレーシア（TLM）の株式80.2％を地場企業のサイエンテックス・パッケージング・フィルムに売却する。売却額は6378万リンギ（約19億7900万円）で、今月末にも手続きを終える予定。大成ラミックは引き続き19.8％を保有する。
　新設する販売会社の大成ラミック・アジア（マレーシア）は資本金100万リンギ。今月中に設立し、来月に事業を開始する。
　TLMは1975年設立で、資本金1億100万リンギ。包装フィルムの生産販売と充填機の販売を手掛けている。22年3月期の業績は売上高が19億3000万円、純利益が4100万円だった。


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