商務省は、2018年の日本との貿易額が前年比11.2％増の602億150万米ドルだったと明らかにした。日本・タイ経済連携協定（JTEPA）と日本・ASEAN包括的経済連携協定（AJCEP）が貿易を後押しし、2けた増になったと分析した。ポストトゥデーなどが伝えた。
　貿易額の内訳は、タイからの輸出が249億4190万米ドル、輸入が352億5960万米ドルだった。このうち、JTEPAとAJCEPを利用した輸出は75億6570万米ドルで、全体の30.3％を占めた。同じく輸入は83億1330万米ドルで、全体の23.6％を占めた。同省は、JTEPAとAJCEPがそれほど多くは活用されていないとの見方を示し、国内企業などに利用を促す方針。また、JTEPAの拡充に向けた話し合いを進めている。
　現在、JTEPAでは、日本側がエビ・加工品や熱帯果実、衣料品などの輸入関税を撤廃。タイ側が鉄鋼や自動車部品などの輸入関税を撤廃している。


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