【亜州ビジネス編集部】複合企業UMWホールディングス（UMWH）は、傘下のUMWトヨタ・モーターと国産車メーカーのプロドゥアの新車販売台数が2022年2月に合計で前年同月比10.1％増の2万3853台だったと発表した。
　トヨタ車の販売は26.8％増の6432台だった。小型セダン「ヴィオス」やピックアップトラック「ハイラックス」の販売がとりわけ好調だった。1月14日に発売したハイブリッド車（HV）「カローラクロス・ハイブリッド」の販売はモデル別で3位だった。2月17日には高級セダン「カムリ」の新型を発売した。
　プロドゥア車の販売台数は5.1％増の1万7421台。モデル別では小型ハッチバック「マイヴィ」が最多で、これに5ドアハッチバック「アジア」と4ドアセダン「ベザ」が続いた。プロドゥアは22年の販売目標を前年比30％増の24万7800台としている。
　UMWHのダト・アフマド・フアード・ケナリ社長兼最高経営責任者（CEO）は、政府による自動車の販売サービス税（SST）減免措置の半年延長と、新モデルの発売により、上半期は販売好調が続くと予想。通年目標を達成できるよう納車に注力するとしている。なおマレーシア自動車協会（MAA）は、22年の国内新車販売台数が前年比18％増の60万台になると予想している。


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