ニュース 2021/11/24 20:59
シンガポール:10月の物価上昇率3.2%、8年7カ月ぶり高さ
経済・統計 インフレ率 シンガポール
【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が23日発表した2021年10月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比で3.2%だった。前月を0.7ポイント上回り、13年3月以来、8年7カ月ぶりの高水準を記録。家賃や自動車価格の伸びが加速した。また、サービスや食品の値上がりも響き、住居(2.5%)と民間道路輸送(14.3%)を除くコア指数は1.5%と、19年5月以来の高さだった。
サービス(1.6%)では、移動制限の緩和で航空・観光関連の料金上昇が顕著だった。食品(1.7%)は肉や野菜などの上昇が加速。民間道路輸送は自動車(16.9%)の伸びが4カ月ぶりの高さとなったほか、燃料(27.8%)の急伸が続いている。
CPIは1〜10月の平均で2.0%だった。シンガポール金融管理局(MAS)と貿易産業省は今後について、原油価格や労賃などの上昇が物価を押し上げる要因になると指摘。前月に上方修正した今後の予測を据え置き、21年はCPI上昇率が2.0%前後、コア指数上昇率が1.0%弱、22年はCPIが1.5〜2.5%、コア指数が1.0〜2.0%と予測した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
サービス(1.6%)では、移動制限の緩和で航空・観光関連の料金上昇が顕著だった。食品(1.7%)は肉や野菜などの上昇が加速。民間道路輸送は自動車(16.9%)の伸びが4カ月ぶりの高さとなったほか、燃料(27.8%)の急伸が続いている。
CPIは1〜10月の平均で2.0%だった。シンガポール金融管理局(MAS)と貿易産業省は今後について、原油価格や労賃などの上昇が物価を押し上げる要因になると指摘。前月に上方修正した今後の予測を据え置き、21年はCPI上昇率が2.0%前後、コア指数上昇率が1.0%弱、22年はCPIが1.5〜2.5%、コア指数が1.0〜2.0%と予測した。
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