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  ニュース     2023/02/07 21:48

マレーシア:12月の鉱工業生産3%増、16カ月連続プラス 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が7日発表した2022年12月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で3.0%上昇した。前年同月を上回るのは16カ月連続。ただ、前月(4.8%上昇)からは伸びが縮小した。
 産業別では製造業(3.0%上昇)が17カ月連続のプラスだったものの、前月(4.8%上昇)からは減速。鉱業(4.1%上昇)も前月(6.1%上昇)を下回り、電力(1.1%低下)は2カ月ぶりのマイナスに転じた。
 製造業では7分野のうち4分野で指数が上昇。うち輸送機器(8.5%上昇)が2カ月連続のプラスとなり、分野別で伸びが最も大きかった。自動車(11.8%上昇)がけん引している。主力の電気・電子製品(7.2%上昇)は17カ月連続のプラスだったものの、電子製品(7.6%上昇)を中心に伸びが鈍化した。
 マイナスの分野では木製品・家具・紙製品・印刷(4.3%低下)の落ち込みが最大。ほか、繊維・衣料(0.5%低下)と石油・化学・ゴム・プラスチック(0.9%低下)は前月までのプラスからマイナスに転じた。
■製造業売上高9%増
 統計局が同日発表した22年12月の製造業売上高は、前年同月比8.6%増の1563億リンギ(約4兆8400億円)だった。増加は31カ月連続。ただ、前月(11.8%増)の伸びを下回り、21年9月から続いていた2桁増が途切れた。7分野すべてがプラスとなり、輸送機器(10.9%増)は2桁のプラスを維持している。電気・電子製品(9.1%増)は前月までの2桁増から減速した。
 製造業の従業員数は3.4%増の234万人。支払われた労賃は5.4%増の85億6000万リンギ(1人当たり3666リンギ)だった。


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