【亜州ビジネス編集部】政府は、2022年9月1日からエンプロイメント・パス（EP）とSパス保持者の最低資格給を引き上げる。ローレンス・ウォン財務大臣が2月18日に述べた。
　これは、EPとSパスの保持者が適切な才能と質を持つことを保証するためであるという。
　新規EP保持者の最低資格給与は、4500シンガポールドル（約38万4000円）から5000シンガポールドルに引き上げられる予定である。より高い給与基準を持つ金融サービス部門の場合、最低額は5000シンガポールドルから5500シンガポールドルに引き上げられる。
　また、年齢に応じて段階的に上昇する高齢のEP申請者の資格給も、連動して引き上げられる予定である。
　EP更新申請者については、企業が調整する時間を与えるため、新しい給与要件は23年9月1日から適用される。
　政府はまた、「外国人労働力の補完性と多様性を改善し、企業にとっての確実性と透明性を高めるために」、EP申請の評価方法を改善するとウォン氏はいう。
　Sパス保有者に関しては、22年から25年にかけて段階的に引き上げられる予定である。
　22年9月1日から、新規申請者の資格給の最低額が2500シンガポールドルから3000シンガポールドルに、金融サービス部門の最低額が3500シンガポールドルに引き上げられる。
　また、年齢に応じて上昇するSパス申請者の資格給も合わせて引き上げられる。
　その後、23年9月と25年9月に資格給の最低額が引き上げられる予定だが、具体的な数値は実施日近くに発表されるという。
　23年には、すべてのセクターで最低3150シンガポールドル、金融サービスセクターで最低3650シンガポールドル引き上げられると政府は予想する。
　25年には、全業種で最低3300シンガポールドル、金融サービス業で最低3800シンガポールドルに引き上げられると予想されている。
　EP更新申請と同様に、Sパス更新申請者の最低給与要件は、企業が調整する時間を考慮して、23年9月1日から実施される予定。
　また、Tier1課税は、Sパス保有者の流れをよりよく管理するために、25年までに現在の330シンガポールドルから650シンガポールドルに段階的に引き上げられる予定という。
　政府は、EP保持者が現地の専門家、管理職、経営者、技術者の労働力の上位3分の1と同等の質、Sパス保持者が現地の準専門家、技術者の上位3分の1と同等の質を確保することを目標としている。
（提供：AsiaX　http://www.asiax.biz）


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