【亜州ビジネス編集部】ポルトガル電力公社（EDP）の再生可能エネルギー部門EDPリニューアブルズ（EDPR）は3日、シンガポールの太陽光発電大手、サンシープ・グループを買収したと発表した。6億ユーロ（約794億円）を投じ、タイ石炭大手バンプーなどから株式87.4％を取得。アジア太平洋地域で事業を拡大する。

　出資比率は91.4％まで引き上げる可能性があるとしている。バンプーは株式47.5％を4億8980万シンガポールドル（約414億円）で売却した。売却益を活用して再エネ事業を強化する。

　サンシープは東南アジア各国に進出しており、操業中の再エネ発電所の総出力は540メガワット（MW）。他に建設中が127MW、計画中が4800MWに上る。

　バンプーは、再生エネ子会社のバンプーネクストを通じて2017年にサンシープへの出資を開始。段階的に総額2億3660万シンガポールドルを投じてきた。


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