予算管理省の発表によると、2018年の財政収支（速報値）は5583億ペソ（約1兆1900億円）の赤字となり、赤字幅は前年比で59％拡大した。対国内総生産（GDP）比は3.2％となり、前年の2.2％から上昇。3.0％以内とする目標を達成できなかった。

　歳入は15％増の2兆8502億ペソで、目標を39億ペソ上回った。内訳は、◆内国歳入庁（BIR）の税収が10％増の1兆9519億ペソ◆関税局（BOC）が29％増の5931億ペソ◆その他税収が4％増の209億ペソ◆非税収の財務局（BTr）が14％増の1142億ペソ――など。一方、歳出は21％増の3兆4084億ペソに上り、うち利払い額は12％増の3492億ペソと歳出全体の10％を占めた。

　財政健全化の指標となる基礎的財政収支（プライマリーバランス＝PB）は、2090億ペソの赤字となり、赤字幅は前年の5.2倍に拡大した。

　12月単月の財政収支は810億ペソの赤字。赤字幅は前年同月から24％縮小している。


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